足の少陽胆経

こんにちは、国分寺の鍼灸やまと治療院です。
今回は正経十二経脈の11番目の経脈「足の少陽胆経」について記載します。

足の少陽胆経の概要

あし少陽しょうよう胆経たんけいは、「胆」に属した経脈です。この経脈1本にある経穴の数は44穴になります。この経脈は身体の左右にあるため、全身の経穴数は88穴となります。
正式名称は「足の少陽胆経」ですが、略して「胆経」「足少陽」と言うことがあります。
「胆」に関連する症状や、経脈の走行上の症状(頭痛、首のこり、肩こり、脇腹の痛み、股関節の痛み、足首の痛み等)などによく使います。

流注(るちゅう) ~経絡の流れの説明~

足の少陽胆経の図
※ここでは『十四経発揮じゅうしけいはっき』の図を利用しています。

 足の少陽膽經は外眦(瞳子髎)より起り、顳顬窩の前上緣に沿ふて上行し、耳後に至る、後頸部を循り、肩に抵り、出でて缺盆に入る、其の支は耳後より耳中に入り、出でて耳前に走り、外眦の後に至る、又其支は外眦に別れて大迎に下り、手の少陽に合す、䪼(目下)に抵つて頰車に加はり、頸に下つて、缺盆に合し以つて胸中に下り、膈を貫き肝を絡ひ、膽に屬す、脇裏を循つて、氣衝に出で、毛際を繞り、横に髀厭の中環跳に入る。
 其の直經は缺盆より腋(淵腋、輒筋に下る)に從つて胸に循り、季脇を過ぎ(京門より居髎の分)下つて髀厭の中に合す、猶ほ下つて大腿外側に循り、膝關節の外側に出で、腓骨に沿ふて下行し、(大腿に入つては胃経と膀胱経の間を通る)、絶骨(腿骨下端皮下に觸るゝところ)の端(外踝)に至つてその前に出で、足背を前に進み、第四趾外側爪甲根部に入る、其支は跗上(臨泣、地五會)より別れて、大趾の間に入り、大趾岐骨の内を循り、其の端に出で還つて、爪甲を貫き三毛(聚毛)出で次經に移るのである。

引用:柳谷素霊著『鍼灸醫學全書 經穴學』,p.255

是動病・所生病

是動ずるときは、口苦く、善く太息し、心脇いたみ転側しがたく、甚しきときは、面塵き、體澤ひなく、足外熱す、これ骨をつかさどる。
生ずる所の病は、頭の角、頷いたみ、目の鋭眥痛み、缺盆の中腫れ痛み、腋の下はれ、馬刀挾癭るいれきこぶ、汗出、振寒痎瘧、むねわき、膝髀の外、脛にいたり、絶骨外踝の前、及び諸節みな痛み、小指の次指もちひられず。

引用:本郷正豊著『鍼灸重宝記』

足の少陽胆経の経穴一覧

コード名称よみがな備考
GB1瞳子髎どうしりょう
GB2聴会ちょうえ
GB3上関
(客主人)
じょうかん
(きゃくしゅじん)
GB4頷厭がんえん
GB5懸顱けんろ
GB6懸釐けんり
GB7曲鬢きょくびん
GB8率谷そっこく
GB9天衝てんしょう
GB10浮白ふはく
GB11頭竅陰あたまきょういん
GB12完骨かんこつ
GB13本神ほんじん
GB14陽白ようはく
GB15頭臨泣あたまりんきゅう
GB16目窓もくそう
GB17正営しょうえい
GB18承霊しょうれい
GB19脳空のうくう
GB20風池ふうち
GB21肩井けんせい
GB22淵腋えんえき
GB23輒筋ちょうきん
GB24日月じつげつ胆の募穴
GB25京門けいもん腎の募穴
GB26帯脈たいみゃく
GB27五枢ごすう
GB28維道いどう
GB29居髎きょりょう
GB30環跳かんちょう
GB31風市ふうし
GB32中瀆ちゅうとく
GB33膝陽関
(足陽関)
ひざようかん
(あしようかん)
GB34陽陵泉ようりょうせん合土穴
GB35陽交ようこう
GB36外丘がいきゅう郄穴
GB37光明こうめい絡穴
GB38陽輔ようほ経火穴
GB39懸鍾(懸鐘)けんしょう
GB40丘墟きゅうよ原穴
GB41足臨泣あしりんきゅう兪木穴
GB42地五会ちごえ
GB43侠渓(侠谿)きょうけい滎水穴
GB44足竅陰あしきょういん井金穴
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