
『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑪ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
肺大腸部 第四 (2/3)
肺は西方の金なり。
万物の終る所なり。
宿葉落柯して萋萋せいせいたる枝条。其れ杌ごつ然として独り在り。
其の脈、微浮毛と為す。
衛気は遅。栄気は数。
数なるときは上に在り、遅なるときは下に在り。故に名...

『経穴辞書』for Windows 10 IME
こんにちは、国分寺の鍼灸やまと治療院です。
しばらくブログの更新ができずに申し訳ありませんでした。
今まで使っていたPCが壊れてしまい、新しいPCに変えて、再設定などしていたら時間がたってしまいました。
データ復旧などにもう少しかかり...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑩ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
肺大腸部 第四 (1/3)
肺は金に象かたどる。
大腸と合して腑たり。
其の経は手の太陰と手の陽明と表裏を為す。
其の脈は浮なり。
其の相は季夏六月。
其の王は秋三月、廃は冬三月、囚は春三月、死は夏三月たり。
其の王日は庚かの...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑨ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
脾胃部 第三 (3/3)
黄帝曰く、四時の序は逆順の変異なり。然れども脾の脈独り何ぞ主りたる。
岐伯曰く、脾は土なり。孤蔵にして以って四傍に灌ぐ者なり。
曰く、然らば脾の善悪を得て見つべしや。
曰く、善は得て見るべからず。悪は見つべ...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑧ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
脾胃部 第三 (2/3) 脾は土なり。
敦にして福なり。敦は厚なり。
万物衆色同じからず。
故に名づけて福を得る者の広と曰う。
万物懸根住茎、其の葉巔に在り。
蜎蜚蠕動、蚑蠷、喘息、皆土の恩を蒙る。
徳は則ち緩と為す。
...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑦ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
脾胃部 第三 (1/3) 脾は土に象かたどる。
胃と合して腑たり。
其の経は足の太陰と足の陽明と表裏を為す。
其の脉は緩なり。
其の相は夏三月、王は季夏六月、廃は秋三月、囚は冬三月、死は春三月たり。
其の王日は戊つちのえ己つ...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑥ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
黄帝問うて曰く、夏の脈鉤の如し、何如して鉤なるや。
岐伯曰く、夏の脈心なり、南方火なり、万物の盛長する所以なり。故に其の気、来ること盛にして去ること衰ふ。故に鉤と曰う。
此に反する者は病む。
黄帝曰く、何如して反するや。
岐伯曰く、...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)⑤ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
心小腸部 第二 (2/3) 心は南方の火なり。
万物洪盛、枝を垂れ、葉を布いて、皆下垂して曲るが如し。故に名づけて鉤と曰う。
心の脈は洪大にして長、洪なるときは衛気実す。実するときは気従いて出ること無し。
大なるときは栄気明なり...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)④ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
心小腸部 第二 (1/3) 心は火に象かたどる。
小腸と合して腑たり。
其の経は手の少陰と手の太陽と表裏を為す。
其の脈は洪なり。
其の相は春三月、王は夏三月、廃は季夏六月、囚は秋三月、死は冬三月たり。
其の王日は丙ひのえ丁...

『脈経』王叔和譔 (巻第三)③ ~鍼灸院必携・脈診の原典~
肝胆部 第一 (3/3)
黄帝問うて曰く、春の脈絃の如し、何如して絃なるや。
岐伯曰く、春の脈肝なり、東方木なり、万物の始めて生ずる所以なり。故に其の気、来ること濡弱軽虚にして滑、端直にして以って長たり、故に絃と曰う。
此に反する者は...