衝脈

こんにちは、国分寺の鍼灸やまと治療院です。
今回は奇経八脈のひとつ「衝脈」について記載します。

衝脈の概要

この経脈は「衝脈しょうみゃく」といい、奇経八脈と呼ばれる経脈のひとつです。この経脈1本の経穴の数は13穴になります。この経脈は身体の左右にありますが、1穴は中央にある任脈の経穴であるため、全身の経穴の数は25穴となります。なお、この経脈のすべての経穴は別の経脈にある経穴であり、衝脈の独自の経穴はありません。
衝脈の主な機能は月経の調節です。婦人科疾患、更年期障害などに使います。

流注(るちゅう) ~経絡の流れの説明~

衝脈の図
※ここでは『和漢三才図会わかんさんさいずえ』の図を利用しています。

衝脈は経脈の海と為す.また,血海という.その脈は任脈と,少腹の内,胞中に起こる.浮にして外なるものは気衝穴に起こる.足陽明と少陰二経の間に並ぶ.腹上をめぐり行きて横骨穴に至る.臍を挾んで左右各5分,上行して大赫穴,気穴穴,四満穴,陰交穴,中注穴,肓兪穴,商曲穴,石関穴,陰都穴,通谷穴,幽門穴を経て胸中に至って散ず.

引用:教科書執筆小委員会著『経絡経穴概論』医道の日本社,p.7

衝脈の病

衝の病たること、逆気して裏急す。

引用:『難経』二十九難

動ずれば少腹痛、上りて心をくを苦しむ。瘕疝有りて孕を絶して溺を遺失し脅支満煩す。

引用:王叔和著『脈経』平竒經八脉病第四

衝脈の経穴一覧

名称よみがな備考
気衝きしょう足の陽明胃経
横骨おうこつ足の少陰腎経
大赫だいかく足の少陰腎経
気穴きけつ足の少陰腎経
四満しまん足の少陰腎経
陰交いんこう任脈
中注ちゅうちゅう足の少陰腎経
肓兪こうゆ足の少陰腎経
商曲しょうきょく足の少陰腎経
石関せきかん足の少陰腎経
陰都いんと足の少陰腎経
腹通谷はらつうこく足の少陰腎経
幽門ゆうもん足の少陰腎経
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